浴槽の排水栓が閉まらない・漏れるときの直し方

水まわり

浴槽の排水栓が閉まらない・漏れる原因は、ゴム栓の劣化、髪の毛やゴミの噛み込み、チェーンの長さの不具合のいずれかであることがほとんどです。多くは掃除とゴム栓の交換、チェーンの調整で自分で直せます。

ここでは、症状ごとの原因の見分け方と直し方、交換や業者に相談する目安を順に説明します。

浴槽の排水栓が閉まらないときの原因の見分け方

**まず排水口まわりのゴミと、ゴム栓の状態を見てください。**多くの不具合はこの2点で説明できるためです。

症状 考えられる原因 まず試すこと
栓が最後まで入らない 髪の毛やゴミの噛み込み 取り除いて掃除
栓をしても水位が下がる ゴム栓の劣化・変形 ゴム栓の交換
栓が浮いて閉まらない チェーンが短い 長さの調整
栓が抜けてしまう チェーンが長すぎる、固定部の外れ 取り付け位置の確認

栓とゴム部分を外して確認する

栓は手で持ち上げるか、軽く回して外せるタイプが一般的です。外したら、ゴムの縁にひび割れ、硬化、変形がないかを見ます。ゴムが硬くなっていたり、縁が欠けていたりすれば交換のサインです。

浴槽の排水栓から水が漏れるときの直し方

**ゴミの除去で改善しなければ、ゴム栓(パッキン)を交換します。**劣化したゴムは排水口に密着できず、水が少しずつ漏れるためです。

ゴミと汚れを取り除く

  1. 栓を外し、排水口の縁に付いた髪の毛や石けんカスを取り除きます。
  2. 古い歯ブラシと中性洗剤で、栓の接触面と排水口の縁をこすります。
  3. 水で流してから栓をはめ、水を張って水位が下がらないか確認します。

ゴム栓を交換する

ゴム栓は栓本体から外れるタイプが多く、外した現物を持って購入すると間違いが減ります。サイズが合わないものは密着せず、かえって漏れる原因になります。新しいゴムを付けたら、同じ手順で水を張り、数十分ほど様子を見てください。

浴槽の排水栓のチェーンが合わないときの調整

**チェーンは、栓を閉めたときに少したるむ程度の長さが目安です。**ぴんと張ると栓が浮き、長すぎると栓が排水口からずれやすくなるためです。

  • 栓が浮く場合: チェーンの留め位置を1〜2コマ短くします。
  • 栓がずれる場合: 逆に少し長くし、栓が自然に落ち着く位置に直します。
  • チェーンが切れている場合: 同じ太さのものに付け替えます。

浴槽の排水栓を自分で直せるか判断する目安

**ゴム栓やチェーンの交換までは自分で対応でき、排水口の下の部品に原因がある場合は専門業者に相談するのが安心です。**配管内部は分解に手間がかかり、組み直しを誤ると別の水漏れにつながるためです。

状況 対応の目安
ゴミ詰まり・ゴム栓の劣化 自分で掃除・交換
チェーンの長さの不具合 自分で調整
栓を交換しても水位が下がる 水道業者や販売店に相談
排水口の周りや浴槽の下で水漏れがある 早めに業者へ相談
ポップアップ式で栓が動かない メーカーや業者に相談

**賃貸住宅の場合は、修理を始める前に管理会社へ連絡してください。**費用負担の確認がしやすくなります。

浴槽の排水栓の不具合を防ぐ日ごろのお手入れ

**入浴後に栓まわりのゴミを取り、月に一度ほどゴム栓を点検すると、不具合を防ぎやすくなります。**汚れの蓄積がゴムの劣化や密着不良を招くためです。

  • 入浴後に髪の毛を取り除く
  • 週に1回ほど、栓と排水口を軽くこすり洗いする
  • 塩素系洗剤を使うときは、製品の表示に従い、ゴムを長時間浸さない
  • ゴムが硬くなる前の数年を目安に、早めに交換を検討する

よくある質問

排水栓のゴム栓だけを交換することはできますか?
多くの場合、ゴム栓(パッキン)だけの交換が可能です。ただし形状やサイズは浴槽ごとに異なるため、外した現物を持ってホームセンターや水まわり用品の売り場で合うものを確認すると安心です。型番が分かる場合は、メーカーの案内も参考にしてください。
賃貸の浴槽で排水栓が壊れたときは自分で直してよいですか?
まず管理会社や大家さんに連絡してください。経年劣化による不具合は貸主側の負担で修理できることがあります。自己判断で部品を交換すると、費用負担の取り決めが分かりにくくなる場合があるため、先に相談するのが確実です。
栓を閉めても少しずつ水位が下がるのは故障ですか?
ゴム栓の劣化や、栓と排水口の間にゴミが挟まっていることが主な原因で、すぐに故障とは限りません。まず栓と排水口まわりを掃除し、それでも下がる場合はゴム栓の交換を検討します。排水口の下から水が漏れている様子があれば、業者に相談してください。

本記事は一般的な情報の提供を目的としたものです。ご自身で作業される場合は製品の取扱説明書に従い、電気・ガス・水道の工事が必要な作業は資格を持つ専門業者にご依頼ください。賃貸住宅では作業の前に管理会社・大家さんにご確認ください。