電子レンジの臭いの取り方。庫内を簡単にリセットする手順

家電のトラブル

電子レンジの臭いは、耐熱容器に水を入れて加熱し、庫内に蒸気を回してから拭き取ることで、多くの場合は取れます。所要時間は10分ほどで、特別な道具は要りません。

ここでは、手順と臭いの原因別の対処、そして修理や相談を考える目安をまとめます。

電子レンジの臭いの取り方は蒸気掃除が基本

まず試すなら、水を使った蒸気掃除が手軽で安全です。 蒸気で庫内の汚れがゆるみ、臭いのもとを拭き取りやすくなるためです。

手順

  1. 耐熱容器に水を200mlほど入れます(レモンの輪切りや、水に大さじ1程度のクエン酸を加えてもかまいません)。
  2. 庫内に入れ、500〜600Wで3〜5分ほど加熱します。
  3. 加熱後はすぐに開けず、5分ほど置いて庫内に蒸気をなじませます。
  4. 容器を取り出します。容器や水は熱いので、ミトンなどを使ってください。
  5. 固く絞った布で、天井・壁・扉の内側・ターンテーブルを拭きます。
  6. 扉を開けて、しっかり乾燥させます。

水が沸騰しすぎて吹きこぼれないよう、加熱は短めに設定します。 突沸の心配があるため、容器にはスプーンや耐熱の菜箸を入れておくと安心です。機種ごとに、取扱説明書の掃除方法も確認してください。

臭いの原因別の取り方

臭いの種類によって、向く方法が変わります。 原因に合わせると、無駄なく取れます。

臭いの種類 主な原因 向く対処
魚・カレーなど食べ物の臭い 庫内に付いた油や汁 蒸気掃除のあと水拭き
酸っぱい・生乾きのような臭い 汚れや湿気がこもっている 蒸気掃除+扉を開けて乾燥
焦げ臭い 飛び散りや食品カスの焦げ 汚れを拭き取り、頑固な焦げは重曹水で
新品のような樹脂臭 購入直後の部品の臭い 空だきではなく水で加熱し換気

油汚れ・焦げ付きには重曹

油汚れには、弱アルカリ性の重曹が向いています。 水200mlに小さじ1〜2ほどの重曹を溶かして蒸気掃除をし、あとで水拭きしてください。重曹が残ると白く残るため、拭き残しに注意します。

酸性の臭いにはクエン酸やレモン

魚のような生臭さには、クエン酸やレモンのような酸性のものが向きます。 ただし、酸が長く付いたままだと、金属部分を傷めるおそれがあります。必ず水拭きで仕上げます。

電子レンジの臭いを防ぐ日常の習慣

臭いを防ぐには、使うたびに汚れと湿気を残さないことが大切です。

  • 加熱のときは、ふんわりラップや専用のフタで飛び散りを防ぐ
  • 汚れたらその日のうちに水拭きする
  • 使い終わったら、扉を少し開けて乾燥させる
  • ターンテーブルと受け皿は、取り外して洗う

表面をこすりすぎると、庫内のコーティングが傷むことがあります。柔らかい布かスポンジを使ってください。

臭いが取れないときの相談の目安

掃除を2〜3回くり返しても臭いが取れない場合は、無理に続けず相談を考えます。 次のような場合は使用を中止し、コンセントを抜いて、メーカーや販売店へ連絡してください。

状態 対応の目安
焦げ臭いのに庫内に汚れがない 使用を中止し、メーカーや販売店に相談
煙・火花・異音を伴う すぐに停止し、コンセントを抜いて相談
庫内の塗装がはがれて金属が露出している 使用をやめて点検を相談
購入から長年たち、臭いも不調もある 修理か買い替えかを販売店に相談

庫内の塗装がはがれた状態で使うと、火花が出る原因になることがあります。使用年数が長い場合は、買い替えも含めて検討すると安心です。

まとめ

水の蒸気掃除と水拭きを基本に、臭いの種類で重曹やクエン酸を使い分ければ、多くの臭いは自宅で取れます。 取れない場合や、煙・火花などの異常がある場合は、無理をせず専門窓口へ相談してください。

よくある質問

レモンやクエン酸で臭いを取ったあと、庫内に酸っぱい臭いが残ったら?
乾いた布に水を含ませて庫内を拭き、ドアを開けて数十分ほど放置すると抜けます。それでも気になる場合は、水だけを入れた耐熱容器を1〜2分加熱して蒸気を回し、拭き取ってください。
臭い予防のために、どのくらいの頻度で掃除すればよいですか?
汚れに気づいたときに軽く拭くのが基本です。加えて、週1回程度の水拭きと、月1回程度の蒸気掃除を目安にすると、臭いが定着しにくくなります。
焦げ臭いにおいがして、掃除しても取れないときは使い続けてよいですか?
庫内に焦げ付きがなく、拭いても焦げ臭さが続く場合は、内部の部品の不具合も考えられます。使用を中止してコンセントを抜き、メーカーや購入した販売店に相談してください。

本記事は一般的な情報の提供を目的としたものです。ご自身で作業される場合は製品の取扱説明書に従い、電気・ガス・水道の工事が必要な作業は資格を持つ専門業者にご依頼ください。賃貸住宅では作業の前に管理会社・大家さんにご確認ください。
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