部屋がカビ臭いときの原因の見つけ方と消臭の手順
部屋がカビ臭い原因の多くは、湿気がこもる場所で増えたカビや、湿ったままの布製品です。においの元を特定して取り除き、換気と除湿で湿度を下げれば、多くの場合は改善に向かいます。
ここでは、原因の見つけ方から消臭の手順、再発を防ぐ方法までを順に説明します。
部屋がカビ臭い主な原因は湿気と汚れ
カビは湿度が高く、ほこりや汚れがある場所で育ちやすいためです。一般に湿度60%を超える状態が続くと、カビが増えやすくなるといわれます。においはカビが育つ過程で出るガスによるもので、目に見えるカビがなくても感じることがあります。
次のような場所が代表的な発生源です。
| 場所 | 疑うポイント | 確認方法 |
|---|---|---|
| 押入れ・クローゼット | 衣類の詰め込み、換気不足 | 扉を開けて奥の壁や床を見る、においを嗅ぐ |
| 家具の裏・壁際 | 空気が動かず結露しやすい | 家具を少し動かして壁を確認 |
| 窓まわり・カーテン | 結露でサッシやカーテンが湿る | 黒い点や湿り気がないか見る |
| エアコン | 内部の湿気とほこり | 運転直後に風のにおいを嗅ぐ |
| 畳・カーペット | 湿気を吸い込みやすい | めくって裏面を確認 |
| 洗濯物の部屋干し | 生乾きが続く | 干した部屋だけにおうか確認 |
カビ臭い部屋の発生源を見つける手順
においが最も強い場所に近づいて順に絞り込むと、発生源を見つけやすくなります。
1. においの強い場所を決める
窓を閉めて数分おいたあと、部屋の四隅や収納の前でにおいを嗅ぎ比べます。強い場所が見つかったら、その周辺を重点的に調べます。
2. 見えにくい場所を確認する
家具を壁から離し、収納の中身を出して奥を照らします。壁紙の変色、黒や緑の点、触って湿っている部分が手がかりです。
3. エアコンと布製品を確認する
エアコンの運転時だけにおうなら内部の汚れが疑われます。カーテンやラグ、布団が湿っていないかも触って確かめましょう。
カビ臭さを消す消臭の手順
発生源の掃除、乾燥、換気の順に行うのが基本です。
- 窓を2か所以上開けて換気する。空気の通り道ができ、湿気とにおいが抜けやすくなります。
- 布製品は洗濯するか、よく乾かす。洗えないものは天日干しや乾燥機能を使いましょう(表示を確認してください)。
- 壁や家具の軽いカビは、乾いた状態でほこりを取ったあと、消毒用エタノールで拭く。素材によっては変色するため、目立たない場所で試してから使います。
- 拭いたあとは完全に乾かす。水分が残るとカビが戻りやすくなります。
- 漂白剤を使う場合は、他の洗剤と絶対に混ぜず、換気をして、製品の表示に従ってください。
カビ臭い部屋を繰り返さない湿気対策
湿度を50〜60%程度に保つことが、再発を防ぐ近道です。湿度計を置くと状態が一目でわかります。
- 1日2回、5〜10分でも窓を開けて空気を入れ替える
- 収納は物を詰め込みすぎず、壁との間に少し隙間をあける
- 家具は壁から数センチ離して置く
- 雨の日や部屋干しの日は除湿機やエアコンの除湿を使う
- 結露はこまめに拭き取る
専門業者や販売店に相談する目安
次のような場合は、自分での対処に限界があるため相談を検討してください。
| 状況 | 相談先の目安 |
|---|---|
| カビが壁一面など広範囲に広がっている | カビ対策・リフォームの専門業者 |
| 掃除してもすぐにおいが戻る | 住宅会社、管理会社 |
| 天井や壁に雨染みがある、水がしみ出る | 雨漏り・水漏れに対応する業者、管理会社 |
| エアコンの風がにおう | 販売店、メーカー、クリーニング業者 |
賃貸住宅の場合は、自己判断で壁を削ったり張り替えたりせず、先に管理会社へ連絡しましょう。
なお、においで体調が悪くなる、せきが続くなどの場合は、医療機関に相談してください。
よくある質問
- 消臭スプレーや芳香剤でカビ臭さは消せますか?
- においを一時的にごまかせても、発生源が残っていれば再びにおいます。まず発生源を見つけて取り除き、そのうえで補助的に使うのが効果的です。
- カビ臭いのに、見える範囲にカビがありません。どこを探せばよいですか?
- 家具の裏、収納の奥、エアコン内部、カーテン、畳や床下の近くなど、見えにくい場所に原因があることがあります。家具を壁から離し、懐中電灯で照らして確認してみてください。それでも見つからない場合は、壁の内側や床下の可能性があるため、住宅会社や専門業者への相談を検討しましょう。
- カビ臭い部屋で過ごすと体に影響はありますか?
- においが強い環境では、人によってはせきや鼻の不快感を覚えることがあります。症状が続く、息苦しさがあるなどの場合は、医療機関に相談してください。自己判断で我慢し続けないことが大切です。